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ご あ い さ つ

2016年に耐震診断を受けた結果、大規模地震に耐え難い建造物であることが判明して以降、多くの組合員、諸先輩、行政、国の外部団体、専門家など、スワセントラルパーキング の処遇について、ご意見を頂き、勉強会・検討事業・理事会を重ね、臨時総会にて解体、売却について可決承認をいただきました。 

約８年にも及び、アスベスト除去、耐震補強工事、解体業者選定、売却先の選定に対して、役員会、建替等検討委員会において、あらゆる可能性を模索し、検討に検討を重ねた結果であることにご理解がいただけず、スワセントラルパーキング存続を願う会様より嘆願書を頂きました。

解体売却について、組合員の皆様から説明会で伺いました印象として、振興組合として極論大きく２分する、「衰退し続けた振興組合のままで良い」という考えと、「振興組合を復活させたい」という考え、この両極の議論が 交錯していると感じました。

その後、中立な立場で1軒1軒、直接伺って説明し、今後の振興組合のあり方、方向性、可能性についてご意見をいただき、参考にさせて頂いたことで、今後の指針を確固たるものにすることができました。

当振興組合設立以降、最大の重要課題であり、分岐点かつ折り返し地点であり、今後の商店街振興組合の真価が問われると共に、諸先輩方に恥じぬ、組合運営の責務を果たす所存でございます。

商店街振興組合はその性質上、商店街の発展を目指す目的があります。 店主が一致団結し、商店街を発展させる命題を背負っていると考え、解体、売却をもって得る資産を、1975年四日市諏訪商店街振興組合設立当初の「街を発展させる為」と いう主旨に立ち戻り、空き店舗や空き地の用地取得、抜本的な環境整備を目指し、大切な資産保全しつつ、商業発展に寄与する新たな事業を目指します。 

四日市市が行う戦後最大の【中心市街地再開発プロジェクト】として、バスタ四日市を中心とした中央通り再編、新図書館建設に加え、JＲ四日市駅周辺大学誘致など、利便性の高い中心市街地の魅力創出が計画されております。

当振興組合が主体となって取組んでおります、官民連携まちなか再生推進事業【四日市エリアプラットフォーム会議】では、商業者が中心となり、市民にとっても魅力ある街、行政、民間企業と連携した「未来ビジョン」を作成し、住み心地がよく、訪れてみたくなる 魅力あふれる街を可能にする指針としました。

四日市諏訪商店街振興組合を中心とした面的再開発を切に要望し具現化できるか否か、新しい人流が生まれ、中央通りに並行する【諏訪新道】、【呉服町】、が諏訪神社へ通ずる【スワマエ】【一号線】が中心市街地を面的に地域の価値を向上させるべく、今後の組合運営、新たな街を発展させる事業へ取り組んで参ります。

将来の世代に自信を持ってつなげることのできる事業を、役員一同皆様と共に取り組んでいく所存でございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　理事長　　服部晃典